【神経症・うつ病】考えるのではなく感じることの重要性
皆さんこんにちは、遊星です。
僕はこれまでに神経症とうつ病を経験してきましたが、現在はこれらの症状が少しずつ落ち着いてきて、色々なことができるようになってきました。
今のこの状態から苦しかった時を振り返ってみると、考えてばかりいて、「感じる」ということを軽視していた、といつも思います。
葛藤にこだわると苦しい
神経症やうつ病で苦しんでいる状態では、必ず自分の中に何かしらの「葛藤」が存在し、その葛藤にこだわるあまり、苦しみが産み出されてしまいます。
そしてその葛藤を解決するために、様々なことを考えますが、結局答えが出ずに一日が終わる。
このような毎日の繰り返しだったな、と今は思います。
感じることの重要性
そんな苦しい毎日を1年と少し過ごしていた頃に、マインドフルネスストレス低減法 (MBSR)と呼ばれる治療法に出会いました。
この治療法は、瞑想を通じて自分の注意や集中力を磨いて、自分の中の葛藤や思考に振り回されることを減らし、苦しみを和らげることを目的としています。
そして瞑想では、自分の呼吸の感覚や身体の感覚に注意を集中するので、「考える」ことよりも「感じる」ことを大切にするのです。
自分の中の葛藤や思考ではなく、身体の感覚を大切にしていると、一歩引いた目線から自分を眺めることができるようになります。
この客観的な視点が、苦しみを産んでいた葛藤や思考の誤りを見抜くことに繋がり、これを繰り返すことで「考えることの限界」を少しずつ認識し始めます。
思考の限界
人間や世の中というのは、白か黒かや0か1かで割り切れるほど簡単なものではありません。
一方で、我々人間のアタマは白か黒か的な二極思考が得意分野で、この論理を無理やり全てのケースに当てはめようとします。
そうなると、当然割り切れない部分が出てきて、そこで葛藤や悩みが生じてしまい、結局は苦しみに繋がってしまいます。
ですが、考えることの限界を認め、葛藤や悩みを「観察し」、日々の生活で感じることを大切にしていると、不思議とあれほど苦しんでいたものが少しずつ溶けていくのです。
感じることは、いわば自分がもっとも望んでいるものですから、それを大切にすることで自分が満たされ、葛藤や悩みといったものが自然と解消されるのだと僕は思います。
今回は以上になります。
我々が思っている以上に、考えることで解決できることな少なく、感じることで得られるものは大きいのです。
日々の生活から感じたものを大切にしていきたいものですね。
最後まで読んで頂きありがとうございました。
心からの感謝を。
遊星