遊星の「マインドフル」で生きる人生

当ブログを訪問してくださりありがとうございます。遊星です。私は、10代にして神経症、うつ病を患い苦しみに苦しみ抜いた果てに、「マインドフルネスストレス低減法 (MBSR)」と呼ばれる「生き方」に出会いました。当ブログでは、MBSRと神経疾患を絡めた記事や、単に生活していく中で気づいたことを書いていきたいと思っています。このブログを読んでくれた方が少しでも楽になれば、これほどの喜びはありません。

【人生・うつ病】諦めるということの意味について

皆さんこんにちは、遊星です。

僕は現在うつ病の療養のために、仕事も何もせず、毎日を過ごしています。

この状態になってもう二年近くなりますが、最初の一年間は本当に苦しかったです。

出口の見えないトンネルを進まされてるようで、毎日もがきにもがいていました。

もともと、大学院に在籍していて、就活の間際にうつ病が悪化して実家での療養生活に戻っていたので、早く大学院に復帰して「普通の」人生に戻らないと、と毎日のように思っていました。

ですが、今となっては、もうあそこには戻りたくないし、戻れない、普通の人生は自分には無理だと思っています。

諦めがついた

こう思うようになってから、生きるのが非常にラクになりました。

自分の望む道へと進むわけですから、当然と言えば当然なのですが。

僕がこのように思うようになった理由の1つに、「諦めがついた」ことが挙げられます。

今までの僕は、自分のできないこと、向いてないことを必死にやろうとしがみついてきました。

そのために必要な努力は自分に鞭を打ちながらやっていましたし、ストイックに自分を追い詰めていました。

それで、結局パンクしてしまったわけです。

そして、うつ病が悪化してもなお、そこにしがみついていようとしていたので、当然辛いし苦しい。

で、時間が経って少し冷静になると、自分には無理だな、と思うようになったのです。

諦めがついたんだと思います。

自分にきちんと向き合うこと

どうして諦めがついたのか、未だによくわかっていませんが、自分という人間について少しずつわかってきたことが、原因の1つだと思います。

こうあるべき、という自分の理想のようなものにしがみついてきたわけですが、1回底まで落ちて、きちんと眺めてみたら、ぜんぜん違う自分でした。

思ってるより子供で、思っているより弱くて、ダメダメな人間だなぁと認識したのです。

ですが、このように自分の本来の姿を直視しないと、いつまでも違った自分、道にしがみつくことになり、それは苦しみしか生みません。

このことに気づいてから、自分を素直に捉え直すことを意識して生活していました。

そうして、また0から自分を知っていくうちに、自分には無理なこと、できないこと、がわかってきたのです。

こうして、諦めることに至りました。

諦めることについて

諦めるという言葉は、世間的にはあまりいい言葉として捉えられていません。

それは、「1つのことを途中で止めてしまう」という側面ばかりがクローズアップされてしまうからでしょう。

また、成功している著名人などが、諦めないことの重要性を説いているのも、否定的に捉えられている要因だと思います。

そうした考えを否定するわけではありません。

ですが、1つの道を諦めると、違う道を進むことに繋がります。

つまり、諦めることによって、前に進めるのです。

僕のように諦めずにずっと止まっているようなら、別の道を考えてみることも必要なのではないか。

そのためには、自分が心から望んでいること、自分の本来の姿を正面から捉える必要があります。

そうした面倒で苦しい行程を踏めば、諦めが良い方向に働くと、僕は思っています。


今回は以上になります。

1つの道を諦めることができずに苦しいままの人がいます。

自分が本当に望んでいることは一体何なのでしょうか。

何かご意見などあれば、遠慮なくコメントしていただけると嬉しいです。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

心よりの感謝を。

遊星