遊星の「マインドフル」で生きる人生

当ブログを訪問してくださりありがとうございます。遊星です。私は、10代にして神経症、うつ病を患い苦しみに苦しみ抜いた果てに、「マインドフルネスストレス低減法 (MBSR)」と呼ばれる「生き方」に出会いました。当ブログでは、MBSRと神経疾患を絡めた記事や、単に生活していく中で気づいたことを書いていきたいと思っています。このブログを読んでくれた方が少しでも楽になれば、これほどの喜びはありません。

うつ病治療が「自己否定」に変わる瞬間

みなさんこんにちは、遊星です。ポケモンGOがいよいよ日本でもリリースされて、早速外に出てポケモンを捕まえてきましたよ。フシギダネイーブイが手に入ったので、割と満足しています。

 

さて、最近なんだか少し調子が下り坂で、自分自身をメンテナンスする意味で色々と考えていたらあることに気づいたんです。それは、

 

うつ病の「治療」が、いつの間にか「自己否定」にすり替わってしまっている

 

ということです。僕が取り組んでいるマインドフルネス瞑想を用いた治療法は、自己否定をせずに、心をありのまま観察して、ストレスを「受け流す」というスキルが根底にあります。一見すれば、とても簡単なように思えますし、実際調子がいい時ははっきりとした手応えを感じていました。しかし、しばらくすると慣れや惰性というものが出てきてしまい、どうしても適当になってしまう場面が増えてきます。すると、そういった適当になってしまう自分を「ごまかす」ために、「自己否定をしない」という言葉だけを取り上げて、上辺だけ改善しようとするのです。つまり、自己否定をしようとした自分を「否定」することで、帳尻を合わせようとしてしまいました。これは本末転倒ですよね。本来ならば、自己否定をした場合は、それも受け流す努力をすべきなのに、自己否定した自分を「否定」してしまうことで、どんどん悪い流れを自分自身で作ってしまっていました。人間は機械ではないので、時間が経つにつれて気が緩んだり、手を抜いたりしてしまうのは仕方のないことです。そういった自分を受け入れられるようになれば、治療も前進するのですが、やはり「ずるい」自分が顔を出して、上辺だけ繕ってことを済ませようとしてしまいます。しかし、それは結局「不調」という形で自分に返ってきてしまうのです。

 

うつ病治療において最も重要なことは「自分を否定しないこと」「どんな自分も受け入れること」です。言葉だけ見ればとても簡単そうですが、これは本当に難しいことです。ですが、粘り強くしっかりと治療に取り組んでいけば、道は開けてくるのではないかと思います。上辺だけ見繕ってすぐに結果を求めるのではなく、地道に前に進んでいきたいものですね。