遊星の「マインドフル」で生きる人生

当ブログを訪問してくださりありがとうございます。遊星です。私は、10代にして神経症、うつ病を患い苦しみに苦しみ抜いた果てに、「マインドフルネスストレス低減法 (MBSR)」と呼ばれる「生き方」に出会いました。当ブログでは、MBSRと神経疾患を絡めた記事や、単に生活していく中で気づいたことを書いていきたいと思っています。このブログを読んでくれた方が少しでも楽になれば、これほどの喜びはありません。

マインドフルネスでうつ病の「自滅」を防ぐ

みなさんこんにちは、遊星です。いよいよ本格的に夏の暑さが到来して、身体が慣れるまでしばらくしんどい毎日が続きそうです。

 

うつ病治療において、マインドレスな状態からマインドフルな状態へと変化させることは非常に重要です。マインドレスとマインドフルな状態がどのような状態か知りたい方は過去記事をどうぞ。

 

flyingbirds.hatenablog.com

 

マインドレスな状態にあると、自分にとって不快なもの(感情、思考、体調など)に執着してしまいます。すると、ますますそれが不快に感じてきてしまい、より一層執着することになり、こうした悪循環からうつ病は悪化していきます。ただ不快なだけならば悪化には至らないのですが、その不快から生じる「別の不快なもの」にも反応してしまい、これが永遠に続いてしまうんですよね。しかし、マインドフルな状態にあると、不快なものが生じてもそれを観察し、直ちに目の前にあるもの(体の感覚など)に目を向けるので、不快なものは不快なだけで、そこから「別の不快なもの」に注意が向くことはありません。このようにして、マインドフルネスがうつ病治療に貢献するのです。

 

マインドレスな状態をどのようにマインドフルな状態に持っていくかですが、基本的には「瞑想」を利用します。しかし、なかなか一般の人が独学で瞑想を何時間もするというのは現実的ではありません。僕も一般の人間なので、瞑想は長くても数十分程度しかやっていません。ではどうするのかというと、普段の生活でもマインドフルネスを意識することで、スキルの向上を図っています。例えば、生活の些細なことでも集中して丁寧にやってみるですとか、散歩する時に体の感覚に目を向けてみるですとか、他人のことも考えて生活してみるですとか。こんな感じです。こうすることで、注意が不快なもの一点ではなく、様々な部分にまで及ぶので、悪循環に陥ることなく「自滅」を防ぐことができるのです。これを体感すると、今まで自分がどれだけ「自滅」を繰り返していたかがわかりますし、同時に体調を「悪化させない」コツをつかむことができます。体調を悪化させなければ、必然的に快方へと向かっていきます。こうして、うつ病治療を進めていっている感じです。