遊星の「マインドフル」で生きる人生

当ブログを訪問してくださりありがとうございます。遊星です。私は、10代にして神経症、うつ病を患い苦しみに苦しみ抜いた果てに、「マインドフルネスストレス低減法 (MBSR)」と呼ばれる「生き方」に出会いました。当ブログでは、MBSRと神経疾患を絡めた記事や、単に生活していく中で気づいたことを書いていきたいと思っています。このブログを読んでくれた方が少しでも楽になれば、これほどの喜びはありません。

受験における「やる気」について〜やる気スイッチなんていらない〜

みなさんこんにちは、遊星です。昨日から急に暑くなりだして、自律神経がついていけていません。この暑さに慣れるまで、しばらくかかりそうです。

 

「やる気スイッチ」って言葉ありますよね?某塾のCMでキャッチフレーズ的に流れていますが、受験を乗り切るうえで「やる気」ですとか「モチベーション」は絶対的に必要なものなのでしょうか?

 

僕は、過去に個別指導塾で講師を務めていたことがありまして、自分の受け持った生徒のほとんどを第一志望の学校に送り出すことができていました。その際に僕が意識していたのは、やる気を引き出すことよりも、むしろやる気やモチベーションの「波」を最小化させることでした。高校生はまだしも、中学生にはやる気やモチベーションの管理なんてできるはずはありません。ですので、やる気に満ち溢れている場合、例外なくその後やる気が枯渇して勉強できない状態に陥ります。この状態に陥った生徒を、もう一度以前のようにすることは非常に難しいことは、塾講師経験者ならおわかりになるはずです。

 

ですので、生徒がやる気に満ち溢れている時には、オーバーワークにならない程度にしっかりと指導を行い、その後波が落ちていかないように努めます。こうすることで、やる気スイッチなるものがなくても、淡々と勉強をする姿勢で受験に望むことができるのです。こうした「やる気」にあまり依存しないようなスキルは、受験が終わった後もその後の人生で必ず生きてきます。そういう意味で、受験を通じて生徒だけでなく講師の側も身につけておきたいスキルです。

 

受験に落ちてしまう生徒を受け持っている講師のほとんどが、「やる気」の扱い方を間違ってしまっています。こうした講師は、生徒云々の前に自分自身の「やる気」に対してのアプローチに失敗しているので、ある意味生徒が落ちてしまうのは必然なんですよね。生徒より前に、自分自身をまずしっかりさせないといけません。