遊星の「マインドフル」で生きる人生

当ブログを訪問してくださりありがとうございます。遊星です。私は、10代にして神経症、うつ病を患い苦しみに苦しみ抜いた果てに、「マインドフルネスストレス低減法 (MBSR)」と呼ばれる「生き方」に出会いました。当ブログでは、MBSRと神経疾患を絡めた記事や、単に生活していく中で気づいたことを書いていきたいと思っています。このブログを読んでくれた方が少しでも楽になれば、これほどの喜びはありません。

うつ病の波にチャレンジして、「心の免疫力」をUPさせよう!

みなさん、こんにちは遊星です。梅雨ですと気候が安定しないので、自転車で遠出する計画が作りにくくて家にこもりがちになってしまいます。早く梅雨開けて欲しいですね。

 

神経症うつ病をはじめとする精神疾患には、必ず「調子の波」が存在します。良くなったり悪くなったりを繰り返しながら徐々に改善されていくというのが一般的な見解です。うつ病を患って間もない頃は、悪い波が来ると途端に憂鬱になってしまい、早く良い波が来ないものかと毎日毎日願っていました。ですが、最近は悪い波が来ると少しだけ「嬉しい」気持ちになってしまうようになりました。もちろん、本当に嬉しいわけではありません。心の99%は「早く終われ」って気持ちです。ですが、この悪い波をどうにか乗りこなして少しでも前進したいという気持ちが1%だけ芽生えるようになったのです。

 

こうした「能動的に」治療に取り組む姿勢は、長い目で見た治療という点で非常に有意義なものだと思います。僕はうつ病をはじめとする精神疾患には「完治」という概念は存在しないと思っています。調子が良くなって普通の生活に戻ったとしても、人生のどこかで必ずまた「悪い波」はやってきてしまいますから。もしそういう立場に置かれた時に、「能動的に治療に取り組んだ人」は悪い時にどうすればいいかをしっかりと理解しているので、無事に切り抜けられる確率が高くなります。ですが、「受動的に良い波を待っていただけの人」はおそらく悪い波に巻き込まれて、そのまま「再発」してしまうことになるでしょう。従って、うつ病治療においては「能動的に」治療に取りくむことが重要なのです。ただ波を待っているのではなく、それを乗りこなす。たとえ乗りこなせないとしても、乗りこなそうと努力してみる、こういう姿勢が絶対に必要です(うつ病治療というよりは、全ての疾患に当てはまることですが)。

 

うつ病をはじめとする精神疾患が苦しくて、ただ波を待っているだけになっていませんか?ある程度波が落ち着いたら、少しだけ乗りこなそうと努力をして、「心の免疫力」をあげてみるのも必要なことかもしれません。