遊星の「マインドフル」で生きる人生

当ブログを訪問してくださりありがとうございます。遊星です。私は、10代にして神経症、うつ病を患い苦しみに苦しみ抜いた果てに、「マインドフルネスストレス低減法 (MBSR)」と呼ばれる「生き方」に出会いました。当ブログでは、MBSRと神経疾患を絡めた記事や、単に生活していく中で気づいたことを書いていきたいと思っています。このブログを読んでくれた方が少しでも楽になれば、これほどの喜びはありません。

【神経症・うつ病】健康を求めるあまり「不健康」になっていないか?

みなさんこんにちは、遊星です。

僕は、現在大学院に在籍していますが、大学入学時に神経症自律神経失調症を、大学3年生の時にうつ病をそれぞれ発症し、大学院1年生の秋にうつ病が悪化して休学をすることになりました。

こういったことを経験してから、常に体調に気をつかうようになりました。

睡眠・食事・運動、などなど健康にまつわることにはとにかく神経質になり、徹底的に情報を集めたり、様々な努力を日々の生活から行なっていました。

具体的には

寝る前の数時間はうまく眠るための時間に費やす

好きなものではなく、栄養素を重視した食事にする

ジョギングを毎日行う

などなど、ほんの一例ですが、このようなことを行なっておりました。

ですが、こういった努力も虚しく、一向にうつ病によって崩れた体調は快方に向かってはいきませんでした。

そして、

もう無理だな

と、開き直って健康に関する努力を一回ストップして、ある程度自分の欲望に従って生活してみたところ、だんだんと肉体的にも精神的にも充実してきたのです。

健康にこだわりすぎるあまり「不健康」になる

なぜこのように健康にこだわるのをやめたら、逆に健康へと向かっていったのでしょうか。

色々な理由があると思いますが、僕は生物の観点から解釈をしています。

思うに、人間、というより、生物の身体は本当によくできています。

進化の過程で獲得してきた様々なものが、種の生存、つまり「生きる」ことに極めて合理的にプログラミングされているのです。

その獲得してきたものの中には、「欲望」も含まれています。

〜したいという本能的な欲望は種の生存に直結し、少なくとも食欲に関しては食べたいと感じるものを食べていれば健康に生きていくことができるようになっています。

しかしながら、世間では「健康」に対する様々なポジティブキャンペーンが行われていて、まるで不健康でいることが「悪」であるかのような雰囲気すら感じてしまいます。

そういったものを無意識に感じ取り、うつ病などで体調を崩している自分を「悪」としてしまい、自分が望んでいる食べ物や睡眠などを無視して、世間では「善い」とされることを無理に身体に強制してしまうのです。

こうすることで、自分が本当に望んではいないものを日々の生活に取り入れることになってしまい、体調が一向に良くならないのではないかと感じています。

もちろん、健康にまつわるもの全てが無駄であるとか、そういったことでは全くありません。

単に善いとされるものだけを自分に強制するのではなく、「自分が何を望んでいるのか」をしっかりと意識して行動する。

こういった意識を前提として持っていなければ、情報に踊らされ、健康にこだわりすぎるあまり「不健康」になってしまうのです。



今回は以上になります。

自分が欲しているものを丁寧に感じ取り、それを自分に与えてあげれば、心は落ち着き少しずつ健康へと向かっていくでしょう。

しかし、自分が真に欲しているものはなかなか見えにくく、生きていく過程で切り捨ててしまっていることも少なくありません。

そういったことと向き合って、心の休息をしっかりととる。

flyingbirds.hatenablog.com

そうすることでうつ病は回復に向かい、新しい自分へと変わっていくのだろうと思います。

何かご意見などあれば、遠慮なくコメントして頂けると嬉しいです。

最後まで見ていただき、ありがとうございました。