遊星の「マインドフル」で生きる人生

当ブログを訪問してくださりありがとうございます。遊星です。私は、10代にして神経症、うつ病を患い苦しみに苦しみ抜いた果てに、「マインドフルネスストレス低減法 (MBSR)」と呼ばれる「生き方」に出会いました。当ブログでは、MBSRと神経疾患を絡めた記事や、単に生活していく中で気づいたことを書いていきたいと思っています。このブログを読んでくれた方が少しでも楽になれば、これほどの喜びはありません。

【うつ病】本当の意味での休息とは?〜疲れからのメッセージ〜

みなさんこんにちは、遊星です。

うつ病になる原因は人によって様々ですが、肉体的、精神的疲労が極限状態になっているということは、どの方にも共通して言えることです。

また、うつ病になる一歩手前の、持続した疲労を感じる状態も、うつ病の急性期ほどではないにせよ、その疲労自体が身体にストレスを与えてしまいます。

こういった疲労は、通常の疲れとは異なり、放っておくと取り返しのつかないことになりますが、どのように疲労と向き合えばよいかがわからない、という方も少なくないはずです。

どうして疲れが取れないの?

僕がうつ病で最もキツかった時期は、いくら寝ても、食べても、遊んでも

寝た気がしない
身体が重い
心が重い
→きつい。。

といった感じで、

どうしてこんなに世間で言うところの「休息」を取っているのにもかかわらず、疲れがとれないのだろうか。

と毎日もやもやして、ネットで疲労に良いとされる様々な情報を集めて実践したりもしました。

しかし、そのほとんどが徒労に終わり、さらに疲労を蓄積させていくという悪循環を重ねに重ねていました。

疲労を意識すること

しかし、マインドフルネスストレス低減法(MBSR)と呼ばれる、瞑想の技術を生活に取り入れた治療法を疑いながらも継続していたところ、少しずつ疲労に対しての認識が変化していきました。

今までは疲労といえば、自分自身にとって邪魔なもの、程度の認識でしかありませんでした。

従って、疲労を感じればすぐに取り除こうとしましたし、疲労を感じている自分自身を責めたりもしていました。

しかし、呼吸を通じて自分の身体の感覚を感じ取る瞑想の技術により、疲労は自分自身への何らかのメッセージを含んでいるのではないか、と感じるようになったのです。

また、今までは漠然と疲労を感じていましたが、瞑想を継続して行うようになってから、身体のどの部分に疲労が蓄積しているかがわかるようになってきたのです。
本当に少しずつですが。

当時、特に僕が感じていたのが、心臓のあたりを鈍く殴られるような感覚でした。

これを感じている時は、自分自身にとって無理がある考え方や生きかたをしようとしている時であるとわかってから、少しずつ自分自身に向き合うようになりました。

本当の意味での休息とは

以上のことから考える、自分にとっての本当の意味での休息とは

自分自身が感じていることを曇りなく感じ取る

ことだと考えています。

もちろん、うつ病の急性期などは、生きるためのエネルギーが絶対的に枯渇している状態ですから、とにかく安静にしていることが最も重要です。

しかしながら、

・なんとなく身体の疲れが抜けない
うつ病から少しずつ回復してきたが、疲労が抜けずに困っている

といった場合などは、無理のない範囲で

自分自身がどのような疲労を感じているのか

を理解し、あるいは理解しようとし、そこから自分自身の生活や考え方、もっというと人生についてをもう一度捉え直してみる。

これこそが、うつ病などの蓄積した疲労から解放されるために必要な「休息」なのではないかと考えています。



今回は以上になります。

疲労を邪魔なものとして取り除こうとする社会全体の雰囲気に少し違和感を感じるのは僕だけでしょうか。

何かご意見やご質問などありましたら、遠慮なくコメントしていただけると嬉しいです。