遊星の「マインドフル」で生きる人生

当ブログを訪問してくださりありがとうございます。遊星です。私は、10代にして神経症、うつ病を患い苦しみに苦しみ抜いた果てに、「マインドフルネスストレス低減法 (MBSR)」と呼ばれる「生き方」に出会いました。当ブログでは、MBSRと神経疾患を絡めた記事や、単に生活していく中で気づいたことを書いていきたいと思っています。このブログを読んでくれた方が少しでも楽になれば、これほどの喜びはありません。

【マインドフルネス・うつ病】マインドフルネスを実践して、抗うつ薬が減るまで〜MBSR実践シリーズ〜

皆さんこんにちは、遊星です。

 

僕は、大学入学後に神経症 (強迫) を発症し、そこから無理をしてうつ病を発症しました。

 

現在、なんだかんだ6年近く服用していたメンタルの薬の減薬をしていますが、何とか大崩れすることなく、生活することができています。

 

これまでも何度か減薬を考えたことはありましたが、なかなか一歩が踏み出せませんでした。

 

そこには、失敗したら怖いという気持ちがあったり、減薬をして自分がおかしくなってしまったらどうしようという気持ちがあったかな、と今は思います。

 

 

 薬に対するこだわり

 そういったことがあって、なかなか減薬には踏み出せませんでした。

 

ですが、マインドフルネスストレス低減法 (MBSR) を実践していくうちに、あるがままの自分を少しずつ受け入れることができるようになってきました。

 

そうしたことを経て、今の薬を飲みながら生活している自分を、特に悪いとも良いとも思わなくなったんですね。

 

今までは、

 

抗うつ薬を飲んでいる自分=悪

 

という強烈な固定観念があったのですが、薬を飲んでいたって大した問題ではない、と思うようになったのです。

 

すると、誤ったこだわりや思い込みが自分の中から消えていくので、心がだんだんと落ち着いてきます。

 

身体全体の調子も良くなってきて、薬を減らしても良いのではないか、という段階まで来たのです。

 

逆説的ですが、薬をやめる必要はない、と思うことによって、薬をやめることに近づいた、ということになります。

 

 

思い込みを1つずつ手放していく

MBSRを実践していくと、少しずつですが、今まで自分が正しいとか、真実だと思ってきたことが矯正されていきます。

 

僕が常々感じていたことを例に挙げると、

うつ病になった自分はダメ人間だ

抗うつ薬は早く辞めなければ

・働かないで周りの人間に助けられることは卑怯者のやることだ

 

といったことでしょうか。

 

あくまでこれらのことは、私個人が感じていたことで、本当に真実な訳がありません。

 

なぜなら、うつ病になったってできることは山ほどあります。

 

それに、同病の方や同じ苦しみを感じている方の気持ちがわかるようになり、患う前よりも人間として大きく成長することができます。

 

他のことも同様に、少し自分の視点から「抜けて」、客観性を持つことによって、思考の偏りがあることに気づくことができるはずなのです。

 

うつ病を患い、自分にこだわりすぎていなければ、という前提が必要ですが。

 

自分にこだわっていると、周りが見えなくなります。

 

そうなると、孤独感を味わうことにも繋がりますし、周りの人間を偏った目線でしか見れなくなってしまうのです。

 

しかし、自分のこだわりから抜けることで、少しずつ偏った思考が矯正されていき、本来の生き生きとした自分で生きることができるようになってきます。

 

これが、幸せへと繋がるのです。

 

僕もまだまだ偏りやこだわりから抜けきれない時もあります。

 

行ったり来たりの繰り返しですが、差し引きで少しだけ前に進んでいる。

 

この繰り返しですね。

 

苦しいこともありますが、ただ苦しんでいた時と比べて、充実感があります。

 

 

今回は以上になります。

 

MBSRの実践で、薬を飲むことにこだわらなくなって、薬の量が減ってきた、というお話でした。

 

最後まで読んで頂き、ありがとうございました。

 

心よりの感謝を。

 

遊星