遊星の「マインドフル」で生きる人生

当ブログを訪問してくださりありがとうございます。遊星です。私は、10代にして神経症、うつ病を患い苦しみに苦しみ抜いた果てに、「マインドフルネスストレス低減法 (MBSR)」と呼ばれる「生き方」に出会いました。当ブログでは、MBSRと神経疾患を絡めた記事や、単に生活していく中で気づいたことを書いていきたいと思っています。このブログを読んでくれた方が少しでも楽になれば、これほどの喜びはありません。

うつ病の治療はいったり来たりの繰り返し

こんにちは、遊星です。とうとう本格的に冬の気候になって来ましたね。体調管理には気をつけたいものです。

 

うつ病を患っていて、現在も治療中である私のような身からすると、うつ病の治療って本当に難しいんだなと何度も何度も痛感させられる毎日です。「よくなった」と思った次の日にはどん底にいることもよくありますし、もう本当によく分からない、謎すぎます。これだけいったり来たりされると、こちらとしてもどんどんよく分からなくなってしまって、

 

「治んのかこれ」

 

と疑心暗鬼になってしまいます。この気持ちはおそらく誰しもが抱いたことがあるでしょう。実際、こう思ってしまって、自暴自棄に陥ってしまうのも無理はありません。何度も何度も下から上へと登って行ったのに、容赦なく叩き落される。。何なんだこの苦行は。。

 

こんなことを何回も繰り返しているうちに、半ば「諦め」のようなこんな気持ちが湧いて来ました。

 

「上も下もないんじゃねえかこれ」

 

まあ見方を変えれば軽い「現実逃避」ですが、何となくこんな気持ちが心に現れるようになってから少しずつ楽になってきたんですよね。と言ってもまだ辛い時もありますが。この表現だとまだ漠然としているので、もう少し分かりやすい表現に変えると

 

「良いも悪いも全部自分だ」

 

そこから進んで

 

「というか良いも悪いもない」

 

こんな感じですかね。要するに「上とか下とか」、「良いとか悪いとか」、そういった「判断」は控えて、あるものは「ある」、ないものは「ない」とまず現実を正しく理解しましょうということです。「良い、悪い」で「判断」することを習慣にしてしまいますと、体調がいいときは必要以上に舞い上がってしまいますし、悪いときはまるで世界が終わってしまったかのような気持ちになってしまいます。そして、この上と下のギャップに打ちひしがれてしまって、

 

そうだ、自分は・・・・

 

と自己否定への道へ邁進してしまうんですね、少なくともこれが僕の悪循環パターンです。また、自分の「判断」を中心にして生きてしまうと、必然的に自分の「フィルター」越しでしか世界を見つめることができません。そうなりますと、当然悲観的になってしまいますし、色々な「認知の歪み」が出て来てしまいます。これが自分のメンタルにどういった影響を及ぼすのか、言うまでもありませんよね。

 

うつ病の治療ではいったり来たりすることは最早避けられません。であるならば、余計な判断は挟まずに、あるものは「ある」、ないものは「ない」と「正しい理解」をすることで、悪循環に陥らないようにしていきたいものですね。