遊星の「マインドフル」で生きる人生

当ブログを訪問してくださりありがとうございます。遊星です。私は、10代にして神経症、うつ病を患い苦しみに苦しみ抜いた果てに、「マインドフルネスストレス低減法 (MBSR)」と呼ばれる「生き方」に出会いました。当ブログでは、MBSRと神経疾患を絡めた記事や、単に生活していく中で気づいたことを書いていきたいと思っています。このブログを読んでくれた方が少しでも楽になれば、これほどの喜びはありません。

神経症患者は「魔法使いになりたい」

みなさんこんにちは、遊星です。都知事選で櫻井パパが出馬を固辞したということで、自民党が小池さんを擁立するのか、それとも別の候補を擁立するのか、目が離せません。

 

魔法使い、憧れますよね。ホウキで空を飛ぶ妄想は、誰もが小学生の掃除の時間にしたことがあること思います。魔法使いの何がすごいって、「非現実を現実にしてしまう」ところです!!いいなぁ、魔法使い。オトナになって「魔法使いになりたい」と言っている人はいませんよね?ですが、神経症うつ病に苦悩する人たちの中には、今なお「魔法使いになりたい!」と真剣に考えている人が存在するんです。

 

神経症患者は「非現実を現実にしなければならない」と魔法使い顔負けの努力を毎日毎日しています。例えば、「自分にとって不快なことは絶対に考えてはならない」ですとか、「人前に出ても絶対に緊張してはならない、そして一度のミスもしてはならない」ですとか、「自分の体調はいかなる場合も100%健康でなければならない」ですとか。こういった「理想」を果たすべく、日々魔法の練習に励んでいます。「アタマの中から不快なものを消そうとしたり」、「どんな場面でも緊張しないように訓練したり」、「体調を100%にするためにストイックに生活したり」、とにかく頑張ります。こうして毎日毎日血の滲むような魔法使い顔負けの努力を続けて、いざ現実を見てみると「アタマの中は不快なことだらけ」ですし、「人前に出たら心臓ばくばく」ですし、「体調はすこぶる悪い」ですし。。。

 

こうして神経症患者は泥沼にハマっていくわけです。そして、想い通りにいかない現実に失望し、そこからうつ病を発症してしまったのが何を隠そう僕なのです。なので、僕のような神経症がベースにあるようなうつ病患者は「現実を理解する」ことがめちゃめちゃ重要です。神経症患者は「実現不可能な事を実現可能にしよう」と努力しますが、客観的に見れば不可能であることは一目瞭然です。そこに気づけるかどうかが大事。もしこれに気づければ、苦しみは一気に抜けていくのです。

 

我々一般ピーポーは、魔法は使えません。不可能を可能にするための努力ほど苦しいものはありません。現実を正しく理解し、苦しみから抜けて生活していきたいですね。