遊星の「マインドフル」で生きる人生

当ブログを訪問してくださりありがとうございます。遊星です。私は、10代にして神経症、うつ病を患い苦しみに苦しみ抜いた果てに、「マインドフルネスストレス低減法 (MBSR)」と呼ばれる「生き方」に出会いました。当ブログでは、MBSRと神経疾患を絡めた記事や、単に生活していく中で気づいたことを書いていきたいと思っています。このブログを読んでくれた方が少しでも楽になれば、これほどの喜びはありません。

うつ病で甘えていますけど、何か問題でも?

みなさんこんにちは、遊星です。最近マインドレスになってきている気がするので、意識して生活していかなければと思っております。

 

うつ病は甘え」

 

某ネット匿名掲示板でうつ病関連のスレが立つと決まって出てくる決まり文句です。うつ病患者からすれば、というよりうつ病に関するしっかりとした知識を持っている教養のある方なら、うつ病は決して甘えではないということは言うまでもないと思います。しかし、こういった発言をする人が一定数いるというのもまた事実ですよね。

 

こういう発言をする人は、うつ病患者からすれば許せませんよね。ですが、向こうからしても許せないのです。なぜなら、

「お前の精神力が弱いだけなのになんで家でのんびりしてるのが許されるのか」

と疑いもなく思っているからです。こうした発言ができてしまう根底にあるものは知識不足ではないかと最近感じています。うつ病が「心の病気」であると同時に「脳の病気」であることが一般的になって随分経ちます。しかしながら、日本における精神医学教育の遅れが原因となり未だに「うつ病は精神力の弱い奴がなるもの」という誤解がなされているのが現状です。ある程度の教養がある人ならば、「一般的な病気とうつ病にはオーバーラップする部分があり、一概に精神力の問題とは言えない」ということは理解できると思います。しかし、これを理解していない人があのような心無い発言をしてしまうのです。こういった現状があり、「うつ病は甘え」と平気で言う人があとを絶たないわけですが、僕はこうも思っています。

 

「別に甘えでもよくね?」

 

甘えることは悪いことではありません。むしろ、うつ病になるようなパーソナリティを持っている人は、「甘える」「妥協する」といったことが必要なのです。これができないから、うつ病になったのですから。よって、究極的には

 

うつ病は甘え。」

うつ病で甘えてますけど、何か問題でも?」

 

くらいの返しができるようになると、治療に向けて一歩前進します。そして、このような発言をしてくる人には、深い慈悲と哀れみの心を持ってあげましょう。その人も甘えたいのです。ですが、自分に自信がなく周りの目を気にしているから、甘えられないのです。そこで、甘えている私たちに攻撃するのです。大きな心で接してあげましょう。